かいじゅうたちのいるところ 作 モーリス センダック 訳者 じんぐう てるお 出版社 冨山房
ママに怒られて自分の部屋に放りこまれたマックス。突然木がはえて、水もザブンザブン、かいじゅうたちの王様に。おはなし会で読んだ時、私と一緒に字を読み出す子が登場し、男の子達の大ウケした本です。 *洋書版はWhere the Wild Things Are
寿限無(じゅげむ) 文 斉藤 孝 絵 工藤 ノリコ 出版社 ほるぷ出版
おはなし会では、大人と子供達みんなで「じゅげむじゅげむ〜」と声を出して読みます。すると意外にもスラスラと言える子供がいたり、必死になって読むお父さんがいたり、とても楽しいひと時が過ごせます!
ずーっとずっとだいすきだよ 作 ハンス ウィルヘルム 訳 久山 太市 出版社 児童図書館・絵本の部屋
男の子は自分の犬エルフィーに「ずーっとだいすきだよ」と毎日言っていた。犬が死んだ時も男の子は暖かく受け止めて・・・。小学校で読んだ時、後で頂いた作文に「私も自分の犬を大切にしようと思いました。」と書いてあって、とても嬉しかった思い出があります。
スーホの白い馬 再話 大塚 勇三 絵 赤羽 末吉 出版社 福音館書店
モンゴル貧しい羊飼いと白い馬との友情が、馬頭琴(ばとうきん)の音にのって聞こえてくるようです。実際子供達への読み聞かせには長いですが、オオカミや競馬のシーンなどでメリハリをつけて読んだところ、じっと最後まで聞いてくれました。
モチモチの木 文 斉藤 隆介 絵 池平 二郎 出版社 岩崎書店
豆太は夜中にトイレに一人で行けないほどの怖がり。でもある夜、じさまが倒れて・・・。 最後にじさまが言う「やさしささえあれば〜」のセリフには胸が熱くなります。なつかしいような味わいのある絵が子供だけでなく大人の心も暖かくしてくれます。
いのちのまつり「ヌチヌグスージ」 文 草場 一寿 絵 平安座 資尚 出版社 サンマーク出版
ある日コウちゃんは、島のオバアに「いのちをくれた人をご先祖さまと言うんだよ。」と教わります。そこで、ご先祖さまが何人いるか数えだし、自分の命がずっと昔からつながっていて、未来にもつながっているという大切さを知ります。途中で大きな見開きページになったり、沖縄の方言「○○さあ。」も、最後まで聞き手を引き付けるおはなしです。
ともだち 文 谷川 俊太郎 絵 和田 誠 出版社 玉川大学出版部
「ともだちってなんだろう?」と感じることありますか? この本では、「ともだちって、かぜがうつっても平気だって言ってくれるひと」などシチュエーション別に描かれています。後半は、世界の貧しい友達に「なにができるだろうか?」と問いかけます。学校で友達と一緒に成長する過程で、お互いのことを考えるきっかけになる1冊です。
だいすきなおばあちゃん 文 日野原 重明 絵 岡田 千晶 出版社 朝日新聞出版
マリちゃんには大好きなおばあちゃんがいて、指のお話やお箸の持ち方など沢山のことを教えてくれます。でも、おばあちゃんはだんだん体が弱っていき。。。102才で絵本作家デビューされた日野原重明先生が、10歳の時に体験した祖母の死をもとに描かれています。昔は、自宅で家族や医師にみとられて亡くなり、「死」がとても身近なものだったそうです。2014年4月、聖アンセルモ・カトリック目黒教会で開催された発刊記念特別記念講演会で、朗読させて頂きました。あまりに心に沁みる作品で、涙をこらえながら読むのが大変なぐらいでした。
急行「北極号」 文・絵 C・V・オールズバーグ 訳 村上春樹 出版社 あすなろ書房
サンタなんてどこにもいないんだよ」という言葉を信じなかった男の子は、イヴの夜に北極点を目指す急行 北極号に乗ります。 たくさんのこどもたちと森を抜け、山を超えて、そして手に入れた不思議な鈴。 心から信じていれば、聞こえるという。。。 不思議な場面展開、美しい絵のこの本は、ゆっくり言葉をかみしめるように読むといいでしょう。 4年生2クラスが最後までしーんと聞き入ってくれた思い出の一冊です。 *英語版 “The Polar Express”
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