ごんぎつね 作 新美 南吉 絵 黒井 健 出版社 偕成社
長いストーリーの為、小学校では、兵十の声は低め、ごんの声は高めに分けて読み、場面が変わるときにしっかり間を取って読みました。大人になって読むと、相手を信頼することやコミュニケーションの大切さを痛感します。
じごくのそうべえ〜桂米朝 上方落語 地獄八景より 作 たじま ゆきひこ 出版社 童心社
読み始めると子供達は「知ってる知ってる」とニヤニヤ。筋を知っていながらも最後まで楽しく聞いてくれました。上品な女性には少し言いにくいと思われる言葉があるので、(私は大丈夫なのですが)男性の方が読みやすいかもしれません。
せかいいちうつくしいぼくの村 作 小林 豊 出版社 ポプラ社
本当にあった話が絵本に。アフガニスタンの、美しく多くの果物が生産される村が舞台。小学校で「この村は戦争で破壊され〜」という最後の文章を読んだ時の子供達のキツネにつままれたような表情を忘れることができません。ずっとずっと読み続けたい一冊。
手ぶくろを買いに 作 新美 南吉 絵 黒井 健 出版社 偕成社
寒い雪の中、こぎつねは一匹で人間の町へ手袋を買いに。お母さんに人間の手に変えた方を出すように言われていたのにこぎつねは・・・。母と子の愛と、人間と動物の心のふれあいを感じます。
100万回生きたねこ 作 佐野 洋子 出版社 講談社
ねこは100万回死んで生き返った自分が大好き。ある時は王様の、またある時はサーカスの手品つかいのねこでした。でもある日白ねこと出会ってから考えが変わります。愛することの素晴らしさや命の尊さを、じんわりと伝えてくれます。
TSUNAMI! 津波 原作 小泉 八雲 再話 キミコ・カジカワ 絵 エド・ヤング 出版社 グランまま社
大津波から村人を救うために、じじさまは畑の稲穂に火を放ちます。まつりで楽しんでいた村人も、その火に気づいて高台へ。小泉八雲の原作をもとに、美しくダイナミックに描かれています。特に、津波が来るシーンは、大人も子どもも絵の迫力に圧倒されて静かに見入っていました。津波の恐ろしさと身の守り方を語り継ぐお話です。「稲村の火」として小学校5年生の教科書に掲載されています。
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